久万高原 ← 白猪谷 → トリム公園
 


白猪谷オートキャンプ場
(しらいだに)
高知県吾川郡いの町寺川白猪谷185-5
TEL 088-869-2115(いの町役場本川総合支所)


通年・無料・乗入れ可・炊事棟・汲取トイレ(きれい)・ゴミは持ち帰り

県道40号沿いにあります。瓶ケ森林道の「よさこい峠」の標識には「白猪谷野営場まで 9km、長沢まで27km」とありました。したがって、よさこい峠から白猪谷オートキャンプ場までは9km弱になります。長沢からはおよそ17kmでした。標高は約820mです(地理院の地図による)。

県道40号は山間のカーブが連続する一車線の舗装路です。利用時は連休のためか「よさこい峠」から勢いよく下ってくる二輪も多かったです。集落をつなぐ公共?のマイクロバスも走っていました。ライト点灯で集中力が要求されます。

サイトは上下の段ともに小石が敷き詰められています。当日は上段を利用しました。地面が固かったため、鉄棒で下穴をついてからVペグを打ち込んだり、転がっていた大きめの石を利用しました。イノシシのエサさがしの堀り跡はありませんでした。石鎚山系では2003年以降、ツキノワグマの目撃情報はないとのことなのでクマの心配なしと考えています。照明は道路側に数本あり、自動点灯します。観月のじゃまにならないくらいのほどよい明るさです。

GWに毎年のように利用しているというキャンパーから、炊事棟の水は少し濁ってきているので飲用には1kmくらい下ったところにある大瀧の滝(おおたびのたき)の展望所の清水の利用をすすめられました。また、谷間を強風が流れることがあるので焚火には注意してくださいとのことでした。火の粉が俟ったり薪が転がったことがあったそうです。

キャンプで利用するよりも白猪谷渓谷の散策、あるいは渓流釣りの駐車場として利用される方が多いようです。新緑や紅葉の時期の混み具合が気がかりですが、夕方に到着、夜が明ければ出発というライダーには問題ないと思います。無料でトイレとテントを張れるスペースがあれば良し(飲料水は常に持参)としている私には必要十分のキャンプ場でした。なにより、石鎚山系の吉野川源流域でテントを張るという充実感があります。

ここから上流には民家はありません。食料やガソリンを補給して乗り込んでください。なお、利用時はキャンプ場からの遊歩道は崩落のため通行止めになっていました。また、瓶ケ森登山口(瓶ケ森線)の駐車場や休憩所はキャンプ禁止になっています。 (2014年に利用)

(追記)
「クマ出没情報ブログ」に「クマと思われる」動物の目撃情報が掲載されています。注意してください。

日時:2017年8月8日 18時40分ころ
住所:吾川郡いの町寺川
状況:体長約100センチのクマと思われる動物が県道を横切って山中へ消える
現場:よさこい峠から2kmほど下ったところの県道40号石鎚公園線

●「クマ出没情報ブログ」のサイト:
  http://sukeroku.blog55.fc2.com/blog-category-64.html


長沢から「よさこい峠」へ。橋を渡った左手が下段のサイト(画像では車とテントと桜)です。谷間ですが林間ではないので明るいです。


上段のサイトから下段のサイトを見下ろしたところ(他の画像とは撮影日が異なります)。道路を挟んで炊事棟。右の建物がトイレ。全面に小石が敷き詰められています。周辺部は表面に土砂が浮いておりペグが使えそうに見受けられました(未確認)。

敷き詰められた小石は雑草対策、あるいは水はけを目的になされたのかもしれません。いっそうのこと土を数センチくらい入れてみるのもいいのでは。除草はGW前と初秋の年2回。キャンパーを対象にボランティアを募るのはどうでしょう。キャンパーなら宿と食事は自前。問題は肉体労働ゆえの入浴ですが、男性ならドラム缶風呂という手もあります。が、身体を洗った汚水処理が問題になりますね。


ログハウスのトイレ / 汲取り式ですが清潔に管理されています。


上段のサイト / こちらも小石です。トイレへは直通の階段があります。


吉野川の源流域方面(キャンプ場前の橋より) / 名野川との合流地点がキャンプ場です。 ※ 画像は合成しています


吉野川の上流域 / キャンプ場から大瀧の滝(おおたびのたき)へ向かう途中の風景です。


大瀧の滝(おおたびのたき) / キャンプ場から1kmくらい下ったところで展望できます。


滝ライトアップ装置 / 「AM4時〜8時迄と PM4時〜8時の間は自由に点灯できます」 太陽光の下の滝で十分に満足しました。


展望所の清水 / 毎年のように利用しているというキャンパーから飲用にはこちらの清水の利用をすすめられました。