■ 四国の行場めぐり
ということで四国に渡ります。『四国遍路の寺 上・下』(五来重著、角川ソフィア文庫)がよりどころです。
四国遍路(徒歩による四国八十八ケ所の札所の巡拝)は「弘法大師信仰」によるものです。私の場合は空海を感じたいということから「辺路修行(へじしゅぎょう)されながら求聞持法(ぐもんじほう)を修せられた」空海(
佐伯真魚〜教海)を念頭においた行場(奥之院)めぐりになります。よりどころにした部分は
こちら。行場・奥之院めぐりへのいざないは
こちら。
星の岩屋にて
(徳島県勝浦町)
移動手段は原2(原付2種のバイク)、宿はテント(キャンプ場)です。本来は徒歩でめぐりたいのですが、時間と体力の関係から、そして、原2によるツーリングキャンプを楽しみとしているのでこのようなかたちになりました。
基本は善通寺(ぜんつうじ)から太龍寺(たいりゅうじ)、室戸岬、岩屋寺(いわやじ)、そして石鎚山(いしづちやま、いしづちさん)をまわるルートです。空海の足跡に沿ってめぐりたいのですが、周辺の霊場にも寄りたいので乱れたルートになっています。
祖谷川にて、奥祖谷二重かずら橋(女橋)
(徳島県三好市)
足摺岬(あしずりみさき)は重要な辺路修行地ということなので青龍寺(しょうりゅうじ)から金剛福寺(こんごうふくじ)へ、そして岩屋寺(いわやじ)までのルートも設定しました。
ルート図の灰色の文字の霊場は未探索、石鎚山は遥拝のみです。
星ケ森にて、石鎚山を遥拝
(愛媛県西条市)
ポイントとしては、
・箸蔵寺(はしくらじ)と高越寺(こうつじ)の行場をおさえる。
→ よりどころ『四国遍路の寺』
・焼山寺(しょうさんじ)から慈眼寺(じげんじ)へは元山槻地林道で旭ケ丸を越える。
→ よりどころ『四国遍路の寺』
・月山神社(つきやまじんじゃ)、篠山神社(ささやまじんじゃ)ともにたずねる。
・石鎚スカイラインに入り、南方からも石鎚山を遥拝する。
・瓶ケ森線(かめがもりせん)を楽しむ。
・大山祇神社(おおやまづみじんじゃ、大三島)もたずねる。
などで、
石鉄寺にて、権現嶽の蔵王権現を遥拝
(愛媛県砥部町)
今後の課題は、
・未探索の行場(奥之院)をたずねる。
・藤井寺(ふじいでら)から焼山寺(しょうさんじ)までの徒歩ルートを探索する。
・石鎚山の登拝(石鎚三十六王子社をお参りしながら登山することができればいいのですが)。
・子持権現山と瓶ケ森の登拝(行者ルートで登山するのが理想ですが体力と技術からみて不可能、80mの鎖場でさえどうかといったところ)。
などです。
足摺岬より太平洋を望む
(高知県土佐清水市)
ルート上には札所があります。「お遍路」ではないので出で立ちは輪袈裟(わげさ)と念珠だけですが、失礼のないように勤行次第(ごんぎょうしだい)にのっとって山門での一礼から読経まで終えます。そして墨書朱印(すみがき・しゅいん)もいただいています。
紹介する道路(徒歩区間を除く)はすべて舗装されています。山間地の一車線区間では対向車に注意してください。四輪ともにヘッドライトの点灯をお願いします。札所の縁起などの詳細は関係サイトで確認してください。四国を楽しみましょう。