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星の岩屋 (星谷寺)第19番奥之院
(ほしのいわや)
星谷の洞窟
(ほしたにのどうくつ)
不動の滝 (裏見の滝)
(ふどうのたき)
徳島県勝浦町


狭い寺域に非日常的な風景が圧縮されています。印象深い霊場です。仏陀石は探索していません。駐車料は無料です。

取星寺(しゅしょうじ、第19番奥之院)の寺宝である「弘法大師・釣召の星(ちょうしょうのほし)」について『四国遍路の寺』では、『星谷に洞窟があって、その洞窟で求聞持法を修めたことから「星の岩屋」と呼ばれています。「星の岩屋」に星が天降ったのが「釣召の星」という霊石だというのは、求聞持法を行う岩屋であったことを意味するものです。』と述べられています。

また、『四国遍路ひとり歩き同行二人・解説編』(へんろみち保存協力会編)には、『取星寺/龍山(阿南市)で修行中の弘法大師が、秘法を修して天空に現れた悪星を失墜させ、落下した星体を当地に納め、本尊と妙見菩薩を刻んで堂宇を建立したといわれる。星の岩屋/弘法大師が天空に現れた悪星を失墜させるため、七昼夜秘法を修せられた場所が星の岩屋といわれる霊地である。』と紹介されています。

「釣召の星」が「求聞持法の星」なのか「悪星」なのかは意味合いが相当に異なりますが、五来氏の説に従って「求聞持法の星」とします。


県道210号、星谷に設置された案内図通りに進むと狭い道路になります。この道は帰路(下山)に利用する方がいいと思います。別ルートがありますので勝浦川沿いに上流方向へ進んでください。


上流方向へ進むと標識があります。広い道路です。こちらから進入してください。


駐車場 / ここからは徒歩で。


石仏が向かえてくださいました。


本堂


洞窟(裏見の滝)へは本堂の右手の岩間から入ります。


岩窟内 / 神仏にはストロボを使わないのでブレました。


木漏れ日に見入りました。


刻々と変化する木漏れ日


岩窟内から見た不動の滝(裏見の滝)


不動の滝 / この岩窟が「星谷の洞窟」のようです。岩肌(右上)には不動尊が刻まれています。


滝行でしょうか。(5月)


光と影が織りなす美しさに感激しました。