空海が求聞持法を修せられたという「奥西山の文殊岩屋」の所在は不明だそうです。元のお寺は東三方ケ森(1,233m)寄りの田滝というところにあったそうなので、そこが奥之院で「奥西山の文殊岩屋」もそちらにあり、さらには「奥西山の文殊岩屋」が奥之院なのではと安直な推測をしています。「愛姫伝」のサイトでは、田滝の黒滝神社を開基の場所としておられます。
また、「東三方ケ森へ行こう!」のサイトによると、『山岳信仰の時代には、西山興隆寺から入山して尾根伝いに黒瀧神社を参詣し、東三方ヶ森に向かって稜線をたどり、中三方ヶ森から北へ向きを変え、楢原山の奈良原神社に参籠した修行の道が存在していた。』(要約)そうです。このルート上に「奥西山の文殊岩屋」があるのかもしれません。駐車料は無料です。
●「愛姫伝」のサイト:
http://makild.exblog.jp/17783474/
●「東三方ケ森へ行こう!」のサイト:
http://makild.exblog.jp/17783474/
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関連するページ: 四国の行場めぐり > 黒滝神社
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歴史を感じさせる参道です。
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大師堂(手前)と本堂 / 紅葉の名所だそうです。三重塔のまわりも紅葉の季節を想像させるかのように木々の緑が充ちていました。
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弘法大師の直筆と伝えられる「西山精舎」の扁額(勅使門)
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大杉の古株(御神木)/
二本の大杉に見えますが、地下ではひとつになっているそうです。この杉の木の枝に、光り輝く千手観音が現れたため、その枝を本尊の台座にされたそうです。確かに御本尊の御影には杉の台座が描かれています。また、杉の木の下から湧く水は子宝の霊験があるそうです。
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広がる麦畑と背後の山並み