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法海上人堂 霊場
(ほうかいしょうにんどう)
徳島県東洋町


国道55号、室戸市に入る手前に案内標識がありますが、車で走行していると見落とすかもしれません。国道からはお堂は見えません。

 【こんな男を知っている/法海上人堂の歴史・由来】のサイトより
 (http://www.fuchu.or.jp/~ooya/houkai/houkai.htm)より要約

「淀ケ磯橋と御崎(オンサキ)との真中あたり、昔ここに木賃宿があった。この木賃宿に法海上人という廻国行者が泊まった。ちょうどその夜は野根の神祭りで、宿の家族達は野根へ招かれて法海だけが宿に残った。翌朝、家族が帰ると米ビツの中がカラッポになっていた。疑いは法海にかかったが、彼は知らぬ存ぜぬで水掛け論になった。ついに法海は「無実の証しに亭に入る」と言って裏山に穴を掘り、生きながら墓に入り即身仏になってしまった。法海さんは大漁の神様で、昔は室戸岬、佐喜浜、野根方面の漁師や漁協がお参りにきて、たまにはブリ一本が奉納される時もあったという。法海上人のような廻国行者を六部様とか六十六部とも言う。それで、ここの浜を「六部の浜」と呼んでいる。」 (以上)

高見氏や有志の方々による平成11年のお堂の再建についても「こんな男を知っている/法海上人堂 楽しかった『六角堂の夢』」のサイトで詳しく紹介されています。

●「こんな男を知っている/法海上人堂 楽しかった『六角堂の夢』」のサイト:
    http://www.fuchu.or.jp/~ooya/index.html


法海上人堂 / ボランティアで再建されたことは帰宅後に知りました。ここに木賃宿があったことも想像できませんでした。国道を隔てて太平洋、あたりに人家はなく静寂そのもの。そばを流れる谷川の音に包まれていました。