「愛媛県生涯学習センター」のサイト(データベース「えひめの記憶/四国霊場八十八か所の成立」では、
四国については、「阿国大滝嶽に躋り攀ぢ、土州室戸崎に勤念す」(三教指帰)とあり、また、「或るときは金巌に登りて雪に遇いて坎らんたり、或るときは石峯に跨り、もって粮を絶ちて轗軻たり」(同 共に原漢文)と書かれている。
阿波国大滝嶽は二一番札所大龍寺の地であり、土州室戸崎には最御崎寺がある。また、「金巌」の自註(聾鼓指帰)には「加禰能太気」、「石峯」の自註には「伊志都知能太気」とあり、後者は石鎚山をさすことにまちがいないが、前者を「金山」といわれる出石寺とする説があるものの、中央では吉野金峯山のこととされている。
と解説されています。
●「愛媛県生涯学習センター」のサイト:
http://ilove.manabi-ehime.jp/system/regional/index.asp?P_MOD=2&P_ECD=2&P_SNO=54&P_FLG1=3&P_FLG2=2&P_FLG3=2&P_FLG4=9
なによりも高度を気にしてのお参りになりました。大洲からの遍路道については「四国遍路ひとり歩き同行二人(地図編)」や関連サイトで下調べをしていましたが、実際に遍路道を歩いてみないと確かな感覚はつかめないことを改めて知らされました。駐車料は無料です。
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大洲市、肱川橋(ひじかわ)より /
出石寺の標高が800mにしては低い山だなと思いながら撮影しました。肝心の出石山(いずしやま)はこの山の向こうに隠れていることが境内からの眺望で判明しました。
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国道197号から上る県道28号 / 大型バスが道路を塞いで切り返していました。
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高度を上げてゆきます。宇和海が遠望できました。上っても上っても民家が現れます。
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参詣者を迎えてくださる巨大な弘法大師像
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熊野権現
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仁王門
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護摩堂
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大師堂 / 本堂の一段下に位置します。
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本堂 / 出石山(いずしやま)の山頂(812m)です。風雨(雪)の当たり方も直線的で痛みも早いだろうと推察されました。
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境内より十夜ケ橋方面の眺望 /
大洲からの遍路道を確認しようとしましたが、樹木にさえぎられて確認できませんでした。歩いてお参りすれば違った景色に見えるかもしれません。条件がよければ石鎚山も遠望できるそうです。
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五右衛門風呂の釜が再利用されていました。
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ここでも一円硬貨が使われていました。お金の使い方が間違っています。子供が真似をしなければいいのですが。
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県道43号方面へ下る県道28号 / こちらも一車線の舗装路です。徐行しながら下ってください。