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大窪寺 第88番
(おおくぼじ)
胎蔵峯寺 奥之院
(たいぞうがみねじ)
逼割禅定
(せりわりぜんじょう)
香川県さぬき市
大窪寺
胎蔵峯寺


空海が求聞持法(ぐもんじほう)を修行されたという岩窟は奥之院の建物の内部にあります。この岩窟は南の方角に開いており、東側は山が迫っていました。したがって「明けの明星を見ながら拝む」という求聞持法の拝み方はできません。このあたりの根本的な疑問が残ります。駐車料は無料です。

よりどころ: 『四国遍路の寺
関連するページ: 行場としての野路山(弘法寺)> 明けの明星を探る

※撮影日が異なる画像で構成


本堂(礼堂、中殿、奥殿=多宝塔)/ 背後にそびえるのは女体山(標高は763m)。


阿弥陀堂 / 『四国遍路の寺』によると奥之院の本尊が阿弥陀如来で、それを下ろして本堂としたのが阿弥陀堂だそうです(阿弥陀如来が根本本尊)。また、「本坊を遍照光院といっているので、大日如来をまつったことも確かです。」と述べられています。


奉納された「いざり車」


奥之院まで八丁(880m)です。


本堂から大師堂に向かう途中に奥之院への登り口があります。




参道(登山道)は「四国のみち」として整備されています。


胎蔵峯寺(奥之院) / 痛々しいトタンで覆われていました。


奥之院の建物は背後の岩に食い込むように建立されています。


奥之院の内陣


岩窟部 / 奥行きはありません。 ※画質調整しています


西側から / 奥之院(岩窟)は南方を向き、左手の東側には山が迫っていました。



奥之院からは通行止めになっていました。この先に逼割禅定(せりわりぜんじょう)の行場があるのかもしれません。高仙山山頂公園の管理人さんのお話によると、岩と岩との間はかなり狭いそうです。


ハイキング中の年輩の方に連れられて女体山の頂上(西774m)までやってきました。讃岐平野が一望できる岩場でした。(1回目の探索より)



岩場には女体宮(女体山権現)が鎮座されていました。望外の喜びでした。

「四国山岳紀行・女体山」より(http://www.kawanoe.tv/171-990415niyotaisan.html)
「この女体神社では旱魃の年に雨乞いをするので知られている。大火を焚き屈強の男がその前で裸踊りをすると必ず雨が降るという。 この本体の水神さまは、もとは宮仕えの淑女であった。都から下ってきて土地の人と結婚したがその肌がすこぶる妙体であったので妙体さんと呼んでいた。死後水神に祭られて土地の水不足を解消したという。そこで日照りの年は村人多数がこの山頂の妙体さんの前で踊ることになっている。それも男に限る素肌で踊らぬと効き目がないという伝説がある。」



大窪寺


胎蔵峯寺